関関同立の時代別出題割合
【1】概観
2015〜17年の平均。
(四捨五入の関係で合計が100にならないこともある)
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原始古代
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中世
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近世
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近現代
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関 大 |
30
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20
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21
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30
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関 学
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22 |
19
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22
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38
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同志社
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24
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24
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22
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30
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立命館
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36
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18
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16
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30
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(教)
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18
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16
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24
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41
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※院政期以降は中世に、幕末以降は近現代に、戦国・織豊は近世に含めた。
※(教)は山川出版社『詳説日本史』のページ数の比。
- 教科書比率に比べると、どの大学も原始古代が多く近現代が少ない。
- 中でも突出しているのが、「立命の原始古代」と「関学の近現代」。
- 関大と同志社は、原始〜中世で5割、近世~現代で5割、を目指している?
- 大問ごとに時代が固まっていることが多いのが偏りの原因。
- 関学が教科書の比率に近いのは、大問に多くの時代が含まれる形態が多いため。
【2】各大学の状況
(1)関西大学
- 2018年は「原始古代24.0、中世22.3、近世20.6、近現代33.1」で、例年と比べて約5%が原始古代から近現代へ移った。
(2)関西学院
- 2018年は「原始古代22.3、中世21.8、近世20.7、近現代35.2」で、例年と比べて約4%が近世・近現代から中世へ移った。
(3)同志社
- (2018年の分析はできていません)
- 考古・現代が少なく、1問も出ない日が多い(出る時はまとめて出る)。
(4)立命館
- 2018年は「原始古代35、中世13、近世23、近現代31」で、例年と比べて約5%が中世から近世へ移った。
- 入試ガイドには「出題範囲は、基本的に[1]は原始・古代、[2]は中世・近世、[3]は戦後史を含む近現代史とし、複数の 時代をまたぐ総合的問題やテーマ出題もおこなった」とあるが、守られていない。
- 考古に対する「特別枠」的な扱いが立命館の一つの特徴です。その影響で、古代が[2]へ、中世近世が[3]へとはみ出す日があり、バランスが悪くなっています。