沖縄みやげ(薬筐)



 基地の島、沖縄。日本史でも政経・現社でも、沖縄が避けて通ることのできない重要なテーマであることにかわりはありません。
 沖縄に関する実物教材には色々なモノが紹介されていますが、私が利用しているのは、観光客向けの土産物として売られている、米軍使用済みの"カラの薬筐"です。

【入手】 『手に取る日本史教材・入手と活用』でこのことを知って以来、身近で沖縄へ旅行に行く人を探していたのですが、一昨年の修学旅行がたまたま沖縄だったので、頼み込んで買ってきてもらいました。那覇の国際通りの土産店に普通に売られていたそうです。
 また、その方が兵器関係に詳しい人だったので、それぞれの使用方法などについても教わることができたのはラッキーでした。

沖縄土産

大きさが分かるように14センチ定規を置きました。

【左】 旧式の戦闘機用の20ミリ機関砲(バルカン砲ではない)
   700円

【中】 重機関銃(脚つき)用の12.7ミリ弾
   2つで750円

【右】 M16自動小銃用の弾丸 
   ただし、実際にはこういう形ではなく、弾箱につめて使用したはず。
   全部で500円

 ただし、本物は薬筐のカラだけです。弾(先の部分)がついているのは、土産として売る時の見た目をよくするために後で付けたもの、とのことでした。
 生徒の反応はなかなかいいです(特に男子)。もっとも、それは「カッコよさ」を感じてのことで、こちらの意図とは違いますが…。授業では、基地による様々な被害をあげていく中で、実感を持たせるための教材として使っています。


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