高校の(自分の)修学旅行が北海道で、やはり白老ポロトコタンへは行きました。いまとなってはその当時の記憶はほとんどないのですが、お土産に買ったムックリを帰ってから相当練習し、吹けるようになったは嬉しかったです(今でも吹けます)。
音の鳴る楽器は興味を引かせやすいものです。ここから、アイヌの歴史や文化に入っていくことができます。
なお、「ムックリ」という名前の語源ですが、どうも私には「モンゴル」のような気がしてなりません。
一つには、現在のモンゴルも非常によく似た楽器(口琴)が存在すること。もう一つは、蒙古襲来の記憶から生まれたという「ムクリコクリが来るよ」という子どもへの脅かし文句(「ムクリ」は蒙古、「コクリ」は高麗を指すとされています)からの連想です。確かめられていないので断言はできませんが、可能性はあるでしょう。とすれば、蒙古襲来や義経伝説と絡めて紹介することもできるのですが。
見ての通りグリコのイチゴポッキーですが、よく見るとロゴが「Pocky」ではなく「Rocky」となっています。
ただ、よくある「バッタモン(類似品)」ではなく、本物のグリコ製品です。
の文字が読みとれます |
これは、右上の写真のように、日本のではなくてマレーシアのものです(旅行した人から貰いました)。日本のお菓子がアジア進出していることも興味深いことですが、問題はまぜ「ポッキー」ではなく「ロッキー」なのかです。
ネットなどで調べてみたところ、どうやらマレーシア(に限らずイスラム圏)では「ポッキー」という音に差し障りがあるようです。「ポーク」=豚肉を連想するのが問題らしいです(^^;
確定情報ではないのですが、いかにもありそうです。異文化理解やイスラムの教材に使えるかも。
これも有名ですが、現在でも売られているアポロチョコは、アポロ11号の月面着陸成功に合わせて発売された(1969)ものです。形も、アポロの帰還船を模したものです。
宇宙開発は、単なる科学技術や"人類の夢"の問題ではなく、第二次世界大戦(ナチによるV2ロケット=ミサイル)から東西冷戦(スプートニク・ショックやスターウォーズ計画などなど)、世界史・政治経済・現代社会の面から重要なテーマです。
ただ、我々世代と違って、子ども(若手の教員も?)はアポロ計画を知りません。それこそポルノグラフィティの歌の通り、まさに歴史になってしまっているわけですが、このチョコの話はいい導入になります。明治製菓にはがんばって販売を続けてほしいものです
上の写真は、いわゆるビックサイズのもの(ブルーベリ味)です。入手は難しいかもしれませんが、教室で見せるにはこれくらいの大きさがほしいところです。小さい通常のものは、配ると喜ばれるでしょうか。