自衛隊に「就職」した卒業生が母校へ遊びに来ました。その時に、自衛隊の売店でお土産を買ってきてくれたのですが、そのポリエチレン製の袋のデザインが面白かったので、ちょっとご紹介しておきます。
まあかわいいデザインだこと(^^;
3人のキャラが3自衛隊(左から航空・陸上・海上)をちゃんと図示しています。
「JAPAN SELF DEFENCE FORCES」(「自衛隊」の英訳。和英辞典にこうあります)略して「JSDF」って言うんですね。このイラスト部分だけでなく、袋の全面にこの文字がデザインされています。ちょっとクドイかも?
もっとも、対外的にこの英語で呼ばれていない、「Japanese Army」と呼ばれていることは、合わせて話したいところです(例えば衆議院テロ対策特別委員会での中村哲さんの参考人発言など)。
ちなみに下の小さな文字は、「Boeicho Syosai Kumiai(防衛庁共済組合)」ですね。そうか、「共済組合」なんだ。こういうところは、同じ公務員なんだなぁと変に感心してしまいました。
タマムシ(玉虫)
私の勤務校は、(大阪府としては)山間地の自然の豊かなところです。普通科と園芸科(農業)が併設されていることもあり、都会では見聞きできないいろいろなモノに出会いましたが(例えば冷害時の稲穂とか)、今年の夏休みに廊下を歩いていて見つけたのが、タマムシです。
ホントにキレイです。腹側から一本一本の足まで全部輝きます。
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恥ずかし?ながら、ホンモノを見たのはたぶん生まれてはじめてです。そういう方も多いのではないかと思います。角度によって色が変わるのもすごいところ(構造色というそうです)ですし、死んでも色が変わりません。
タマムシが教材たりえるのは、法隆寺の玉虫厨子のことだけだとは思いますが、それでも知っているのといないのとでは話し方が違ってくるような気もします..。
その玉虫厨子ですが、どこにタマムシの羽をどのくらい使っていたかご存じでしょうか?
場所は上段(宮殿部)の台座の透かし彫り金具の下(奥)と推定されています。全体を覆ったのではありません(むかし、そう教えていました。ゴメンナサイ<(_
_)>)。この誤解は、大きさが分かっていないからです。図表などを見れば書かれているように、玉虫厨子は高さ2m33cmという大きなモノです(法隆寺で本物を見ると大抵最初は驚きます)。こんな大きなものの全体にタマムシを貼り付けたら大変です....。それでも、実際に使われた玉虫の数は2500匹以上だそうです。かわいそう..。
現存する玉虫厨子にも、ちょこっとだけタマムシの羽が残存しています。見つけるのは大変ですが..。
また、これは最近知ったのですが、大阪高島屋の高島屋記念館に、玉虫厨子の復元品があるそうです。鱗翅学会(というのがあるんですね)の15周年の記念に制作したものだそうですが、なんというか..(^^;
ところで、せっかく捕まえたタマムシですが、エサがよくわからず、調べているうちに死んでしまいました(T_T)
そこで、標本として保存することにしました。昔ながらの注射器とか防腐剤の入った「昆虫標本セット」みたいなものを探しに行ったところ、時代は進歩?していて、コーティング液による標本セットというのがあり、これを使って標本にしてみました。
なかなか出会えない昆虫ですが、絶滅したわけではないので、機会があれば採集にチャレンジしてはいかがでしょうか(^_^)
次々と未納が明らかになって社会問題化した「国民年金」。法制の改革(改悪?)もあって、現代社会や政治経済の絶好の教材となりましたが、そんな中、見つけたのがこんなリーフレットです。
左下のコーチ?の部分の拡大です。↓ |
どうです。なかなか強烈でしょう(^_^) この、どこかで見たような世界....。
ある意味、インパクトあります。これで学生が特例制度を利用するかどうかは分かりませんが。
このリーフレットは、この夏(2004年)の旅行(某オフ)で国民年金保養所を利用した際、ロビーにおかれていたものです。いまなら関係の機関なら置いてあるかもしれませんよ。生徒にはそこそこウケていました。