紙幣(4)
2002.08.15.


 ひさびさに紙幣コーナーです。
 今年の夏、家族旅行の間隙を縫って、わずかの時間でしたが神保町へ出ることが出来ました。迷わずアベノスタンプへ直行し、教材を探しました。
 ゆっくり見れなかったのでノーマルな線ですが、地券を1枚(でもほしかった県のものだったので○)、古紙幣を2枚購入しました。今回は、紙幣の方をご紹介します。

 まずは、以前に3パターンご紹介した「和気清麻呂十円」です。3パターンとは、兌換券と不換券と軍票でしたが、今回は4パターン目を入手しました。

 

 ご覧のように、前回は「不換券による軍票」でしたが、今回は「兌換券による軍票」です。
 青で囲っている部分が、「日本銀行」と兌換文言ですが、そこに赤線がズバっと引かれています。中央上部に曲線を描いている「日本銀行兌換券」も、曲線を描いて消されています。それにしても、血の色のようで..。


ウラ面。こちらも赤字で。

 さて、もう一枚も軍票ですが、こちらは旧百円札による軍票です。デザインは..あの方です

 私は旧紙幣については、百円(板垣)・五百円(岩倉)・千円(伊藤)はキープしていますが、一万円札は流石に高価で(笑)あきらめていました。思わず廉価で(500円)入手できて喜んでいます。

 軍票としてはどうということはないのですが、図案の聖徳太子と夢殿が今となっては貴重です。飛鳥文化の導入に使ってみようかなと思っています。

 余談ですが、また紙幣の肖像が変わるそうですね。

 夏目漱石や新渡戸稲造にも、樋口一葉や野口英世にも不満はないですが(後者二人にはちょっとした「ひっかかり」はあるのですが..。二人とも生前は認められたとは言い難い面がありますので)、なぜ福沢諭吉だけが「残留」なんでしょうね?



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