今回は、本物の投票箱です。
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『手に取る公民現代社会教材・入手と活用』を読むまで、本物の投票箱がこれほど簡単に借りられるなんて考えられませんでした。
今年も使いました。申し込み?は、学校が所属する市町村の選挙管理委員会へ電話で。学校の授業で使う旨をきとんと説明すると、快く了承してくれました。市町村によって色々でしょうが、今回は印鑑も借用書も不要とのことでした。ただし、こちらから取りにいかなければなりません。投票箱も大きい(畳めない)ですが、記載台(これも借りました)はもっとかさばります(平らく畳めはするのですが..)。ただ、材質はジュラルミンなので見た目よりは軽いものです。
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投票箱にも色々な大きさのものがあります。今回は、4種類あったうちの一番小さなものを画像でご紹介します。
このカギ(反対側にも同じ物がある)は、投票終了後に施錠して開票場まで運ぶ時のものです。 当然ですが、投票の時にはフタはあけます。
赤矢印で示した内側のカギはいつ施錠するでしょう?それはなぜですか?
手品の箱同様、最初の投票者に、投票前には中が空であったことを確認してもらう必要があり、かつそれ以後は、中身の出し入れはもとより見ることもできないようにしなければいけないということに気づかせたいです。
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記載台も借りてきたので、せっかくですから模擬投票をさせてみましょう。
数年前に実施した時は参議院選挙直後だったので、広報などを使って政党を選ばせてみました。今回は総選挙前なので、さすがにこれは自粛。「好きな先生」でやってみました。
ところが、アダ名を書いたり、変な敬称をつけたりしたのがあって、無効票のここと、そこから選挙違反(買収)の話もスムーズにできました。買収の例?として、「オレが自分に入れてもらおうと考えて(笑)」というシチュエーションも作れるし、案外、このテーマでの模擬投票は面白いのではないでしょうか。無効票についての詳細や投票用紙については、上述の『手に取る公民現代社会教材・入手と活用』を参照してください。