その他の教材(9)


 このページでは、興味や関心をひくためのウケ狙いや、説明があっても短時間のもの、一つ一つについて単独のページを作るほどではないものを、まとめてご紹介します。

朝鮮飴

 入手はだいぶ前で、誰からもらったのかも忘れました(私が熊本へ行ったわけではない)。名前が気になって、ずっと持っていたものです。

   

 調べてみたところ、もとの「長生飴」という名前で、名前が「朝鮮飴」になったのは、秀吉の朝鮮侵略のさい、従軍した加藤清正が携行し、保存食として重宝だったことによるとのこと。もち米・水飴・砂糖などで作られる。割とあっさりした甘さだったと思います。

 清正製菓という製造元の名前もストレート。袋の上半分の○印は加藤清正の家紋です。

 文禄・慶長の役の話のタネになるでしょうか。

 


石炭飴

 今年(2006年1月)の修学旅行は北海道でスキーでした。この「石炭飴」は、バス移動中の休憩時間、夕張の土産物店で見つけたものです。

 ご存じのように、夕張はいまでこそメロンで全国的に有名ですが、もともとは炭坑で栄えた町。それをよく示してくれるお土産です。

 こちらも調べてみたのですが、北海道各地の炭坑町で同様の"黒い飴"が、さまざまな名前で作られ、売られてきたようです(ex.塊炭飴、炭砿飴、炭塊糖など)。こちらは未開封で味は確かめていませんが、水飴・砂糖・カラメルという原材料から推測できますね。形もあえて乱雑に砕いて、石炭っぽさを出しています。


水戸黄門の印籠小物入れ

 見ての通りの品物です(^^; 泣く子も黙る「水戸黄門の印籠」風の小物入れ。入手は、京都太秦東映映画村のお土産店です。

ウラのロゴ入りはご愛敬→

 徳川幕藩体制の授業の時、御三家の話にはバッチリの話の種です。
 もちろん、「水戸黄門漫遊記」がフィクションであるとか、犬公方にはむかった(ただし水戸で)話とか、大日本史とか、色々な話題につながっていきます。また統一国家でない封建体制時代、天領以外で葵の御紋を庶民が知っていたかどうかというのも疑問です。

 なお、JR水戸駅前には、黄門さんご一行の銅像があります(写真はこちら)。



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