旧国立銀行のパンフ(後)

2001.4.28.

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 前編をupしてからかなりの月日が流れました(笑)。決して、その間ずっと第四銀行を探していたわけではありません。場所は調べてありますから、行く手間と、それをupする手間をサボッていただけです <(_ _)>

 第四銀行は地下鉄堺筋線の堺筋本町の駅から割とすぐでした(道を間違えてさまよいましたが)。地図を見直してみると、前回ご紹介した十六銀行あたりからそう遠くないんですね。

 上の写真には、第一勧業銀行と第三銀行も一緒に入れています。

 ただし、第三銀行は「ひっかけ」です。前編でも書いたように、この銀行は「第三相互銀行」だったのが名称変更したもので、国立銀行と直接の関係はありません。
 第一勧業銀行は全国各地に分布していますから特に珍しくもないとは思いますが、最初の国立銀行である第一国立銀行(1872年設立)にせよ、明治後期の産業革命との関連で重要な日本勧業銀行(1897年設立)にせよ、はずせない存在です。
 ところで、この2つが合併して現在の第一勧業銀行(一勧)になったのは、1971年なんですね。以外に新しい(私は小2)のでびっくりしました。


 日本銀行の設立にともない、国立銀行の役割は変化します。明治16年には国立銀行条例が改正され、開業後20年間の免許期限満了とともに普通銀行に転換していくことになりました。設立の年次が違えば満了の年次も違うわけで、国立銀行は徐々に消えていきます。『国史大事典』によれば、153行のうち、122行が普通銀行に転換、8行が満期解散、7行が満期までに閉店、16行が他行に吸収合併されたとのことです。



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