国旗グッズ

2004.03.21.

 このページでは、国旗グッズをいくつかご紹介します。

  別ページで、国旗を使った世界史授業の試みをご紹介していますが、それとの関連で整理してみました。実際の授業ではまだ使っていません(集め出したのが授業後)が、次の機会には使いたいと思っています。



メイプルシロップ(カナダ国旗)

 これは、カナダで発売されているものです。現在の勤務校でNET(Native English Teacher)だった方がカナダ出身で、帰国される時に「お土産」としてプレゼントしていただきました。
 メイプルシロップといえばカナダ、という定評もありますし、輸入食料品店などで同様のものを購入できる可能性もあると思います。輸入物でなくても、ラベルのどこかにカナダの国旗の入っているものは少なくないでしょう。知っている生徒も多いと思います。

フタにもカエデのマーク
側面にある英語での説明
反対側はフランス語の説明

 上の写真にあるように、両方の側面に分かれて英語とフランス語の説明が併記されています。フランス系住民の多さ、両国語が併用されていることも、このメイプルシロップの瓶から話ができそうです。

("Keep refrigerated after opening"は「開封後要冷蔵」ですね。英語の得意な生徒なら訳せるでしょう。それに対応するフランス語も、なんとなく感じはつかめます。"in"が"au"であるというのも、「カフェ・オ・レ」の「オ」なんだなと、納得しました私(^^;)



ユーハイムの包装紙(帝政ドイツ国旗)

 洋菓子のユーハイムのロゴデザインの黒白赤の3色が、帝政時代のドイツの国旗のデザインをもとにしていること、そのユーハイムの創業者のユーハイムさん(カール=ユーハイム)は、中国の青島にいた時に第一次世界大戦に遭い、捕虜として日本に連行されたことなどは、『続 手に取る日本史教材』や『国旗で読む世界地図』で最近知りました。早速、デパートの地下コーナーで購入しました。ユーハイムのバームクーヘンは美味です。よってこの教材は実質タダ。

 なお、ユーハイムの公式ホームページには、大変くわしい(ちょっと懲りすぎ?)創業前後からの物語がのっています。関東大震災のことや、妻とのラブロマンスもあり、なかなか楽しめますよ。



缶コーヒー(コロンビア国旗)
 
中央部分の拡大

 JTの缶コーヒー「Roots」のシリーズの一つに「コロンビア・クラシックブレンド」というのが売られていました(今は見かけません)。中央に、形はコロンビアの国土、色は国旗の3色(上から黄・青・赤)というデザインがなされていました。
  コロンビアは現在でもコーヒー豆を多く生産・輸出しています。ですから、これは地理の教材でもあるのですが、この色合いについては世界史です。

 南米の独立運動の指導者の一人シモン=ボリバールは、当初は現在のベネズエラ・コロンビア・エクアドルを包括した広い範囲を「大コロンビア共和国」として独立させます(1819年)。この大国は1830年に分裂したものの、この3国は現在でも同じ色合いの国旗(紋章などが異なる)を使っています。国旗の紋章部分は公式な場合しか使わないことが多いので、この3つの国は、略式では、ほぼ同じ国旗ということになります。

 


実物教材集にもどる