地券(その1)



 最初にお断りですが、これもまだ授業で実際に使ったことはありません(;_;)
 地租改正の概念そのものが難しいうえ、考察や計算もかなりややこしいですから…。

【入手】 これは、東京神田のアベノスタンプで買いました。1枚500円。ここにはたっくさん売ってるんですねぇ。『手に取る…』には「容易に手に入れることができる」とあるのですが、関西では出会ったことがありません。できればこういう教材は大量に入手したいし、できれば地元に近い地域のものの方がいいのですが…。

地券全体

【設問A】 さてこの地券について、設問形式でご紹介してみましょう。

  1. この土地の所在地、所有者は?
  2. 土地の面積と地価は?
  3. 3%と2.5%のそれぞれの時代の地租額が書かれていますが、計算は合ってますか?

 答えはいいでしょう。ちなみに、1歩は1坪=3平方メートルですから、大変小さな田であることがわかると思います。
 基本的な読みとりとしてはこれでいいのですが、さらに突っ込んだ考察をしてみましょう。

【設問B】 この地券には、3種類の年次が書かれています。それぞれどういう年でしょうか?

 やや詳細な解説になりますので、ページを改めます。
 また、もう一枚の地券との関係を考察した【おまけ】もありますので、ぜひお付き合い下さい。


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